活動レポート Activity Report

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インド ハンセン病コロニーでのワークキャンプ

2018年夏、インド・ウエストベンガル州にあるビシュナプールハンセン病コロニーで行われた日本人学生によるワークキャンプに続き、2019年2月に同州マニプールハンセン病コロニーで、3月には同州チャクドラハンセン病コロニーで、それぞれワークキャンプが実施されました。3月のキャンプでは、わぴねすの啓発活動により集まったインド人学生が参加し、初の日印合同ワークキャンプとなりました。

マニプールハンセン病コロニーワークキャンプ(2019年2月)

コロニー内にある高齢者向け住宅(女性棟)の修繕工事を行いました。ここには15名のハンセン病回復者が住んでおり、ほとんどの方に身寄りがありません。屋根の損傷による雨漏りがひどく、その影響から損傷が壁や床にも広がっていました。ひどい雨漏りや倒壊に対する恐怖などから慢性的な睡眠不足に陥り、雨季の衛生状態悪化による住人たちの健康面も考慮して、早急な改善が求められていました。修繕後は、環境起因の体調不良も起こりにくくなり、慢性的な睡眠不足も解消されました。清潔で安全な環境を維持することができるようになり、入居している方々の精神状態も落ち着いています。

コロニー住人に対し、周辺住民からの差別を助長する要因として、コロニー内の不衛生さが挙げられていましたが、家屋が修繕されたことから、家屋を清潔に保とうという意識が住人に生まれ、周辺住民からの差別の低減が期待されています。

チャクドラハンセン病コロニーワークキャンプ(2019年3月)

事前調査の際、非常に緊急性が高いと判断された倒壊寸前の家屋の建て替えに着手しました。雨漏りや雨季の床下浸水に加え、窓がないために光は入らず風も通らず、村内では最も状態の悪い家屋でした。コロニーでは同じような状態で倒壊してしまった家屋がすでに2軒あります。屋根や壁に良質なセメントやレンガを使用することで、耐久性があり安全に住める家を建築中です。

この工事はコロニー外の大工ではなく、コロニー内に住む19歳の若者に依頼しました。彼は両親や親戚の物乞いを止めさせるために学校をやめ、幼い頃から大工のもとで経験を積んできました。コロニー外で大工として働いた経験もあり、十分な技術が評価されたことから、彼に「仕事」として家づくりを頼むことになりました。この工事には、コロニー内から3名が参加し、就労機会を得ることができています。

 

完成した暁には、この家屋は村内のシェルターとしての役割も持つことになります。コロニー内の一般的な家屋は、屋根や壁が頑丈につくられていないため、雨季にほぼすべての家屋が浸水していました。豪雨時や災害時、コロニーの住人がこの新築の家屋へ避難できるよう機能させ、家主だけではなく、コロニー全体で家屋の管理を行います。完成は6月末の予定です。

 

今後の計画

チャクドラコロニー(3月開催)での初!日印学生の合同ワークキャンプでは、日印双方の学生にとって、多くを得られる機会となりました。インド人学生にとっては、未知の世界であったハンセン病コロニーに訪問することで、偏見や差別を越えてハンセン病への理解が深まり、これまで言葉の問題で村人とのコミュニケーション方法が限られていた日本人学生にとっては、インド人学生の仲介で村人との相互理解が深まりました。

わぴねすでは、今後も継続したワークキャンプが予定されており、これまでの日本人学生のみによるワークキャンプではなく、インド人学生も巻き込んだ幅広い活動を目指しています。インド国内の大学へ出向き、ワークキャンプの様子を伝える講演を行うことで、インド人学生のワークキャンプ参加を促し、より彼ら自身の問題として認識してもらえるような仕組みづくりに奮闘中です。

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