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第1回在宅医療連合学会で起業家育成事業の経過と成果を発表

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第1回在宅医療連合学会で

在宅看護センター起業家育成事業の経過と成果を発表しました

「日本在宅医学会」と「日本在宅医療学会」が合併し1つの学会となった在宅医療連合学会の第1回が新宿京王プラザホテルで7月14日(日)~15日(月)に開催されました。財団は起業家育成事業の経過と成果(50分)を発表し、研修後各地で開業している修了者5名がシンポジウム(120分)を行いました。発表会場は立ち見が出たほか隣接するモニター会場も満席となる程、多くの方にお越しいただきました。

講演では、2014年度より開始した起業家育成事業の経過と分析結果について発表を行いました。当財団では、研修修了後に起業した修了者の月ごとの訪問件数や雇用人数を調査しています。この調査で蓄積したデータの結果を報告するのは本学会が初めてです。

「日本財団在宅看護センター」の運営状況から見る起業家育成事業の効果と在宅看護の可能性について当財団佐々木が発表

講演後のシンポジウムでは起業した修了者5名による事業所分析と事例発表を行いました。

東京都豊島区で起業した入澤亜希氏(1期生)

福岡県北九州市で起業した坂下聡美氏(4期生)

1期生入澤氏は在宅看護経験がなく起業した都内の修了者の報告を行い、4期生坂下氏は在宅看護経験があり、九州で起業した修了者の報告を行いました。

福島県福島市で看多機を開業した沼崎美津子氏(1期生)

座長はNPO法人神戸なごみの家の松本京子氏と当財団会長喜多悦子

福島市で看護小規模多機能型居宅介護施設(以下 看多機)を運営する1期生沼崎美津子氏は在宅看護の意義やエンド・オブ・ライフケアを含む在宅看護/在宅看護師及び、看多機の可能性、看護師として、経営者として見るEOLケアについての発表を行いました。

和歌山県紀の川市で起業した丸山美智子氏(4期生)

東京都目黒区で起業した4期生インクラン裕美氏(4期生)

事例報告では、和歌山県紀の川市で起業した丸山氏は、7本のルートを付けて帰宅した40代女性の事例をイラストを用いて発表し、東京都目黒区で起業したインクラン氏より在宅看護師が担う「命の教育」についての発表が行われました。

 

最後は会場参加者から起業や経営に関する質問や「質の高いEOLケア」に在宅看護師が期待されるにことついての討論が会場参加者と共に行われました。

 

懇親会では当財団会長喜多が挨拶を求められ、大会盛会を祝した後「大会のテーマ<医療 福祉 介護 行政との協働>に【看護】を加えていただきたい」と看護に対する想いを述べました。