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[インドネシア]定着村におけるワークキャンプ活動

期間:2010年度

対象地域:東ジャワ州トゥバン

協力先:Leprosy Care Community

ワークキャンプ中の若者たちのようす

インドネシア国内にはハンセン病定着村が今も多く残っています。同国のハンセン病に対する差別や偏見は今も根強く、定着村で生活する人々は社会的、経済的に厳しい生活を余儀なくされています。

このような状況を改善したいと、2009年に日本人大学生とインドネシア人大学生のグループが定着村におけるワークキャンプ活動を始めました。これは、もともと中国で始まったワークキャンプの参加者が中心となって始めた活動で、現在ではインドネシアの大学生の積極的な参加のもと、地域に根ざした活動となりつつあります。

2009年夏に東ジャワ州トゥバンの定着村で開催されたワークキャンプでは、村内の悪路整備のために若者と村人が一体となって汗を流しました。この道路は雨季に水がたまり、足の不自由な村人の怪我の原因となっていましたが、数週間にわたる作業の結果きれいに整備されました。

これらのキャンプの成果は物理的なものにとどまりません。道路整備などの協働作業を通じて、キャンプ参加者と回復者、地域の人々とのコミュニケーションが促進され、ハンセン病に対する差別、偏見の軽減や、キャンパーの精神的成長、異文化間の交流と絆の構築に繋がっていることが報告されています。

期間2010年度
対象地域東ジャワ州トゥバン
協力先 Leprosy Care Community