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Don’t forget leprosy キャンペーン

世界がコロナ禍に苦しむ今、ハンセン病に関わるさまざまな取り組みが縮小・中止を余儀なくされ、多くの国でハンセン病問題が深刻さを増しています。こうした事態に対し、笹川ハンセン病イニシアチブでは、笹川陽平WHOハンセン病制圧大使の就任20周年の機会を活かし、“Don’t forget leprosy”~コロナ禍にあってもハンセン病問題を置き去りにすべきでない~という啓発キャンペーンを新たに立ち上げました。

コロナ禍がもたらした社会変容は、元々多くが脆弱な環境にあるハンセン病当事者に対しても深刻な打撃をもたらしました。各国政府が実施したロックダウンにより、医療サービスへのアクセスが困難となり、治療やリハビリテーションが行えない、生計手段を失ったことで生活苦に陥る、ハンセン病当事者であるという理由でさらなる偏見や差別に直面するなど、現場レベルでは多くの問題が発生しています。

キャンペーンの一環として、ウェビナーシリーズの開催(全6回)、各国メディアを対象とするメディア・ブリーフィングの実施(オンライン)、テレビ・ラジオ・SNS等を通じた大使メッセージの発信、動画メッセージ集の制作・配信、ハンセン病患者・回復者・その家族らに対する差別撤廃のためのグローバル・アピールの開催(1月末)などの活動が計画されています。

キャンペーン内容