コロナに暮れコロナで明けた数年でしたが、まだ、街を行き交う人々はマスク姿が大半ですね。
さはさりながら、時間は止まってくれず、刻々と日々は流れ、時代は変化しています。そのような中、私どもも、2020年来、中断していた事業や新たに意図していた試みを始められる時期が来たと、2023年度、心新たに以下の事業を行います。

既に広報させて頂いていますが、改めて、皆さまのご参加、ご協力、ご指導をお願い致します。

【1】在宅/訪問看護事業所の開業支援

2014年から開始した8ヵ月間の研修を発展させ、各地で開業している仲間の事務所でのOn the Job Training（OJT）を中心とした研修を受けた後、開業支援を行います。活発な活動を行っているだけでなく、経営者としての姿勢を確立しつつある先輩起業家の元で約6ヵ月間の実務研修です。誤解なきように申しますと、本研修は、「在宅（自宅）看護」の技術的研修ではありません。地域包括医療がますます必須となる中で、各地の保健・・・出来れば福祉的活動の拠点ともなりうる事業所をどのように管理・運営するか、そして看護の将来をどう展望するかを自ら考えて頂く機会です。詳細は以下のリンクから詳細をご覧ください。

「笹川保健財団 「新規開業者育成研修」受講者募集」

【2】2023年公開講座　シリーズⅠ「認知症と在宅看護」オンラインセミナー開催

在宅/訪問看護に有用な専門的知見、実践的知識や技術を、地域医療の第一線におられる専門家からシリーズで講義して頂きます。まず、ますます増えつつある「認知症」を取り上げます。医療法人すずらん会たろうクリニック内田直樹先生と、北里大学医学部神経科講師で、相模原市認知症疾患医療センター長大石智先生が、6月15、22日、7月13、20、27日、いずれも木曜日午後6時から7時の60分、45分程度の講義と、講義中のチャットで受けた質問に対して残りの約15分で回答します。

なお、日々進歩している知見や情報をご講演頂きますので、オンデマンドによる後日の動画公開の予定はありません。無断録画はお控え下さい。モラルのある視聴をお願いします。詳細は以下のリンクから詳細をご覧ください。

「2023年公開講座シリーズⅠ「認知症と在宅看護」オンラインセミナー開催」

【3】2023モントリオール国際看護師協会（ICN）大会　看護学生派遣支援

当財団は、2022年度に、アメリカ・カナダのパブリックヘルス、疫学、人口動態など保健系分野と看護学で、ベスト10に位置する大学院での修士および博士号修得を支援するための奨学金事業を開始しました。支援額の最高は、日本円で年間1千万円を超える方もいます。奨学金事業は10年間継続の予定です。詳細はこちらをご覧ください。

その延長上で、本年7月に、カナダ・モントリオールで開催されるICNの大会に参加する看護学生を支援します。締め切りは5月末です、急ぎ、ご検討ください。詳細は以下のリンクから詳細をご覧ください。

「【看護学生緊急募集（5月末まで）】国際看護師協会（ICN）大会　in　モントリオールでイベント開催」

【4】笹川保健財団「みらい塾」開講　九州スタディツアー in 長崎

当財団では、2014年から21年まで、福島医大・長崎大学医学部のご協力を得て、福島で、「放射線災害医療サマーセミナー」を行いました。参加者は保健系に加えて、工学部にも呼びかけました。その経験から、専門性を超えた、いわゆる多職種の交流が、特に若い人々の考えを発展させると実感したことから、今回は、日本の近代医学発祥の地・長崎で新たな研修を立ち上げます。今回は、医学・保健系分野に限定していますが、将来は、地域や範囲を発展させたいと願っています。奮ってご参加ください。詳細は以下のリンクから詳細をご覧ください。

「【医療・保健系学生募集！】笹川保健財団「みらい塾」開講　九州スタディツアー in 長崎」