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神戸研修 2017年7月13日~15日

「日本財団在宅看護センター」起業家育成事業4期生を対象とした研修旅行として、2泊3日の日程で神戸市内のホームホスピス、リハビリセンター、医療検査機器メーカーなどを訪問しました。

第1日目(7月13日)

お昼ころ新神戸駅に集合し、まずWHO神戸センターを訪問しました。

WHO神戸センターでは、サラ・ルイーズ・バーバー所長から感染症に関するWHOの活動についてお話しいただいた後、野崎上級顧問官より「これからの保健医療課題~高齢化」というタイトルのご講義をいただきました。

サラ・ルイーズ・バーバー所長の講義

つぎに40分ほどバスで移動し向かった先は、医療検査機器等の国際的なメーカーであるシスメックス社。
シスメックス社の歴史、事業内容について説明を聞いた後、広い敷地にある研究や開発の現場、働きやすそうなオフィス、各地の顧客からの問い合わせやトラブル対応のためのヘルプデスクに加えて、健康や検査に関する啓蒙のためのブックレット、廊下の壁の絵画、茶室なども見学し、独創性の高い企業文化を感じました。

 
茶室でのお点前
整えられた展示室の見学
 
 
 

第2日目(7月14日)

この日は、兵庫県立総合リハビリテーションで丸一日過ごしました。
国内における先端的なリハビリテーションの実践を長年にわたってリードされてきた、澤村誠志名誉院長から、リハビリテーションセンターの設立までの経緯、リハビリの理念、および地域包括ケアと地域リハビリテーションの比較等についてご講義いただきました。また篠山次長と岸看護部長に率いられ、病棟、PT/OT等のリハビリ現場、福祉用具や介護ロボット等を見学して回りました。

 
 
 
 
福祉用具の説明に聞き入る4期生
施設の見学
 
澤村誠志名誉院長(中央左)を囲んで

第3日目(7月15日)

最終日はまず、ホームホスピス神戸なごみの家雲雀ヶ丘に行きました。経営者である松本京子氏から施設の沿革、現状についてご説明がありました。また人員構成、看多機に関するお考え、ネットワーク拡大等さまざまな観点での質疑応答が活発に行われました。

 
 
 
松本京子氏(左)との座談
「なごみの家」の前で記念撮影
 
 

最後に、人と防災未来センターを見学しました。ここは阪神・淡路大震災の災害を映像/ジオラマ等で追体験し、また災害へのさまざまな備えを啓蒙する施設で、災害救援・災害医療に関して学ぶことができました。

3日間の間に、優れた病院経営者、優れたホームホスピス経営者、優れた企業経営者に身近に接することができ、学ぶことの多い有意義な研修旅行になりました。また4期生同士でゆっくり語り合い、絆を深めることもできました。