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ささかわ未来塾2025修了生インタビュー――学びの先に広がるそれぞれの道

インタビューを受けた未来塾修了生の谷田部さん(左)と狩野さん(右)

笹川保健財団は例年の大学夏休み期間中に、医学・看護学等・保健学の大学生と大学院生を対象としたプロジェクト「ささかわ未来塾」を実施しています。講義とフィールド視察を練り込み、1週間程度のツアーを通して、健康や安全をめぐる日本と世界を考える機会を提供しています。

未来塾での学びや、修了後の自分自身の変化、これから参加する学生たちへの思いなど、2025年度の修了生たちにインタビューを行いました。

―――未来塾への参加動機を聞かせてください

狩野さん:大学では看護学が中心でしたが、長崎市や県内だけでは見えない課題が多いと感じ、外に出て学びを深めたいと考えました。長崎市に限らず、多様なバックグラウンドを持つ全国の学生と交流したいという思いが参加の動機となりました。

谷田部さん:単科大学で学び、多職種連携の重要性は授業で学んでいましたが、他の保健医療系学生と関わる機会がありませんでした。未来塾がその機会を提供してくれること、また他人事だと感じていた歴史や宗教について改めて考えたい思いが参加のきっかけとなりました。

長崎県立大学シーボルト校 看護栄養学部看護学科
狩野陽仁さん

―――実際に参加してみて、未来塾のツアーはお二人にとってどのような経験になりましたか。

狩野さん:想像以上に他の学生が活発に意見を交わしており、大きな刺激を受けたことで向上心が高まりました。医療に加えて戦争について学んだことがきっかけとなり、長崎市の被爆80周年記念動画にボランティア参加するなど、具体的な行動にも結びつきました。興味の範囲が限定的な学生に対し、特に医療系の学生が関心を持てる企画を通じて、関心の幅を広げる役割を果たしていると感じた

谷田部さん:多様な背景の学生との交流で、自分が看護という視点に偏っていたことに気づいた。他者の意見から新たなアプローチを学び、歴史を学ぶ意味を再考することで、目に見えにくい事柄に目を向ける視点が育まれました。学びと仲間とのつながりが視野を大きく広げました。多様な背景を持つ学生同士が交流し、そのネットワークが全国に広がる流れを生む場として、社会的役割があると考えています。

日本赤十字看護大学 さいたま看護学部看護学科
谷田部陽菜さん

―――未来塾を修了した後、ご自身に何かの変化がありましたか。

狩野さん:海外経験を持つ講師の存在から、国内中心のキャリア観が広がり、発展途上国など海外で支援活動を行う看護師という選択肢にも視野を広げるようになりました。

谷田部さん:卒業後は地元病院で働く予定でしたが、未来塾や財団の他イベントを通じて、海外や離島、地域医療など多様な道があると実感しました。一つの道に固執せず、幅広い選択肢を視野にキャリアを考えていきたいと思うようになりました。

―――これから応募する学生たちへの一言

狩野さん:専攻にとらわれず、全国の多様な背景を持つ人々と学び、交流してほしいです。未来塾への応募を待っていると呼びかけたいです。

谷田部さん:共通の関心や高い志を持つ仲間と出会えるのが大きな魅力です。対話と学びを通して自分の考えが少しずつ変わっていく経験ができるため、迷っている人にはぜひ挑戦してほしいです。

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