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雨にも負けず、風にも負けず、雪にも負けず、一日平均走行距離50km!

本記事は、笹川保健財団が実施する「日本財団在宅看護センター」起業家育成事業研修を受講後に北海道江別市で開業した佐々木浩美氏の事業所「在宅看護センターポラリス」の紹介です。

ポラリスの走行距離とサテライト

在宅看護センターポラリスは、北海道江別市と南空知全域(南幌、栗山、由仁、長沼)を回っている訪問看護事業所です。一日の平均走行距離は50kmにもなります。一番遠かったところは60km先でした。

緊急の電話対応にすぐに応える必要があり、さすがに「これではいかん」と思いました。少しずつではありますが、訪問依頼が少しずつ増えてきいたこともあり、効率よく訪問先を回るために、昨年栗山町にサテライトを作りました。

南空知全域は、江別市からおよそ30分で駆けつける事はできるのですが、先生の方が先に到着している事が多い。やはり地域の住民の皆様にとっても、近隣町内に居住している看護師さんのほうが安心ですよね。

訪問看護ステーションがなかった

そもそも南空知に進出したのは、そこに(由仁町、栗山町)訪問看護ステーションがなかったからです。しかも由仁町は道内郡部唯一の在宅緩和ケア充実診療所で往診実績もかなりあります。由仁町から数件の依頼を頂いていたある日、S医師から直電「由仁の三河の奥の方なんだけど、来れる?」私「はい、了解です」スタッフA「三河の奥ってどんだけですかね」私「さあ~行ってみないとわかんないね~」と、言った会話を何度したことか。

長距離走行で気を付けていること

広域にわたる訪問の注意点は、交通事故に遭わないようにすることです。特に冬は雪の影響で訪問時間に遅れたりします。その為、管理者は早めに訪問を中止するかどうかの決断が求められます。また、訪問範囲が広いため、近いエリアごとにスタッフが回るようにしています。

訪問入浴の必要性

もう少し事務所を大きくし、経営が安定したら、看多機を作りたいと考えていますが、訪問入浴にも興味を抱いています。というのも、訪問入浴の需要があるにも関わらず供給が追い付かない状況があるように感じるからです。特に地方は、遠いという理由で訪問入浴のサービスを受けられない方がいます。

また、医療的ケア児の入浴先も不足しています。都市部にはディサービスなどがあり、通う事で入浴ができていますが、地方では家庭での入浴しかありません。制度の壁があるのは承知していますが、小さな子供もいずれ大きな子供に成長しますので、ご両親も大変です。大人だけでなく、子供の訪問入浴サービスもできないかなと、ひそかな野望を抱いているところです。

北海道江別市について

江別市は明治11年屯田兵が移住し開拓が進められ農業の町になりました。のちの町村農場が有名です。また、レンガの町としてレンガ生産量日本一を誇っています。そのレンガを使った王子製紙の倉庫群もまた街の産業を支えました。北海道庁の赤レンガも江別で作られたものです。昭和40年ころから、札幌への人口集中の影響を受け隣接する江別市でも人口が急増、大学や教育施設の立地、工業団地の誘致から道央圏の中核都市となりました。

一般社団法人 ポラリス

「あなたはあなたのままで」を支えるために、ご家庭に訪問いたします。ポラリスとは北極星という意味です。「あなたを中心に家族とともに」をモットーに訪問しています。雨にも負けず、風にも負けず、雪にも負けない訪問看護師たちにエールを送ります。一緒に頑張りましょう。

法人名:一般社団法人 ポラリス
事業所名:在宅看護センターポラリス
代表者:代表理事 佐々木 浩美(「日本財団在宅看護センター」起業家育成事業研修 6期修了者)
住所:069-0816 北海道江別市野幌住吉町11-9
電話:011-807-7405
メール:hsuwo-e97900@atbb.ne.jp
HP:https://homenursepolaris.amebaownd.com/