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「訪問看護と介護9月号」に、在宅看護ネットワークのメンバーの記事が多数紹介されています!

医学書院が発行する在宅医療についての専門誌「訪問看護と介護」2025年9月号の特集は、「訪問看護のカスハラ、どうする? どうしてる!」でした。

現場での実態や実践者の声を通して、訪問看護におけるハラスメントの現状を明らかにするとともに、取り組むべき対策を考える、とした本特集において、カスハラワーキンググループを立ち上げて取り組んできた「日本財団在宅看護センターネットワーク」のメンバーと、ワーキンググループに助言をくださっている武先生の記事が取り上げられました。

カスハラワーキンググループは、利用者宅に一人で訪問することが多く、ハラスメントが起きやすい訪問看護の現場が、スタッフにとっても安心できる職場環境になるようにと、有志で立ち上がったワーキンググループで、月に1回程度集まり、事例検討や対策などについて議論しています。

ワーキンググループを取りまとめる、岡山の「訪問看護ステーション晴」管理者の赤瀬佳代さんは「ひとりで抱え込まない・抱え込ませないチーム作り」という記事で自身の被害経験から、カスハラ対策に取り組むようになったきっかけや事業所で行っている4つの対策を紹介。

大阪の「なにわ訪問看護ステーション」管理者の田中千津子さんも、「適度な関わりで利用者と職員を守る!」という記事で、適切な対応で状況が改善した自身の事例を解説しました。

また、長崎県五島市で「在宅看護センターだんわ」を管理する貞方初美さんは、「『これってハラスメント?』に気づけない現場を変える」として、ポスターなどを使った啓発活動の経験を紹介しています。

日本財団在宅看護センターネットワーク カスハラワーキンググループの取り組みについてはささへるジャーナルでも詳しく取り上げています。ぜひご覧ください。

訪問看護におけるカスハラの実態。看護師たちが模索する、利用者やその家族との向き合い方

専門家に問う、訪問看護におけるカスハラにどう対処する? 鍵は「チームワーク」と「毅然とした姿勢」

また、「訪問看護と介護」では9月号から、同じくネットワークメンバーで「地域まるごとケアステーション川崎」を管理する磯野祐子さんの「新米マネジャー時代のここだけの話」の連載が始まりました。全3回シリーズで、第1回は「レセプトがわからずたくさん失敗した」という開業当時の経験と、訪問看護ステーション開設にあたって大事なこと8か条が紹介されています。

開業したてでつらい思いをされている方、これから開業にむけて不安を感じている方、ぜひご覧ください。

笹川保健財団は2026年度も「日本財団在宅看護センター起業家育成研修」を行います。本研修を受けて、このようなネットワークの仲間で助け合いながら地域で開業したいと考える看護師の皆さんのご応募をお待ちしています!初回説明会は11月27日(木)開催、詳細はこちら

ネットワークについてはささへるジャーナル「『看護師が社会を変える』在宅看護師の育成もご覧ください。