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COVID-19ハンセン病コミュニティ支援 in バングラデシュ Part 4 活動まとめ

新型コロナウイルスの感染拡大防止措置として、地域の封鎖(ロックダウン)や移動禁止などの措置が行われていた2020年6月から7月、バングラデシュ北部に位置するラジシャヒ管区の4県において、COVID-19ハンセン病コミュニティ支援事業が実施されました。各県の当事者団体が主体となって、生活に困窮するハンセン病患者、回復者を対象とした食料等の支援、政府へのアドボカシー、ソーシャルメディアを使用した情報発信という3つの活動を行いました。今回は事業全体の最終報告をお届けします。

 

当事者の直接的ニーズへの対応

各県の当事者団体のリーダーが、患者・回復者メンバー宅を訪問し、新型コロナウイルスの感染予防策や免疫力を高める栄養についての情報を届けるとともに、彼らの生活状況をヒアリングしました。その結果をもとに、緊急支援として4県730名へ食料支援と支援金の支給を行いました。仕事を失い生活に困窮する人々が多いなか、県のサポートを得て、混乱なく無事に食料を届けることができました。また支援金の給付については、モバイルバンキングシステムを初めて使用し、対象者全員に安全かつ迅速に支援金を届けることができました。支援が届けられた時期が、イスラム教の大祭事の前だったこともあり、支援を受けた回復者の人々の歓びはより一層大きなものになりました。

 

アドボカシー

当事者団体は各県政府との会議を行い、コロナ禍におけるハンセン病患者・回復者の現状を共有し、県の協力と支援を要請しました。新型コロナウイルスの感染対策で多忙を極める県政府でしたが、当事者団体の粘り強い働きかけによって、会議を実施することができました。うち2県からは、当事者団体の正式な団体登録に向けての支援が表明されました。また、今後は郡や地域の保健担当官などにも働きかけることで既存の支援の枠組みを活用できるのではないか等、具体的なアドバイスを受けることができ、当事者団体にとって大きな一歩になりました。

 

情報発信

Facebookを使って写真や動画を交えて活動の様子を発信しました。また、インターネットへのアクセスのないハンセン病患者や回復者に対しては、当事者団体のリーダーと、リーダーを支えるコミュニティ・チャンピオンを通じて各地域での集会や家庭訪問等を通して情報を周知し、結果的に4県約1万5千人の人々に情報を届けることができました。

 

各県の感染拡大予防措置に則りソーシャルディスタンスをとりながら活動を行うこと、またこのような短期間で支援を届けることは、当事者団体にとって初めての経験でした。リーダーたちがそれぞれの場でリーダーシップを発揮し、責任をもって活動を実施できたことは、当事者団体にとって大きな実績となりました。

なお当財団では、11月からコロナ禍のハンセン病コミュニティ救済のために、新たな助成プログラムをスタートしました。バングラデシュでは、本事業に携わった回復者団体ボグラ地域連合(Bogura Federation)をはじめとする4つの自助グループが主体となる事業に加え、ALO (Advancing Leprosy and disadvantaged peoples Opportunities Society )も参加し、2つの団体により活動が実施されます。新事業でも、本事業の経験を活かし県政府はじめ関係機関と協力しながら、活動の幅を広げていけるよう当事者団体の更なる発展を期待しています。

 

回復者団体ボグラ地域連合レプラ・バングラデシュfacebookで日々の活動の様子がご覧いただけます。

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